Change.orgでは、個人か団体かに関わらず、誰でもオンライン署名を立ち上げることができます。もちろんお金は一切かかりません。
人々がオンラインで署名ページをシェアし、友達、家族、その他の支援者に知ってもらうことで、署名活動にさらに勢いがつきます。
ペイ・フォワードまちだは町田に在住および在勤の40歳前後のメンバーで構成されています。
世界および日本で活躍できる若者
=自ら未来を創り出すことのできる若者
この人材育成を実現させる運動を展開する団体として2024年にスタートしました。
場所は東京都板橋区。時は2019年2月に遡ります。
子どもたちが遊んでいた廃校になった旧板橋第三小学校のグラウンドはそれまで子どもたちのボール遊び場となっていました。しかしある日、白い壁で半分くらいのスペースに仕切られることになりました。児童相談所を建設する工事の影響で、ボール遊びが禁止されたのです。
サッカーができなくなった子どもたちは大人に相談したところ、区長に手紙を出してみたら?ということになり、区長宛に子ども達は手紙を出しました。
それからおよそ1か月後、区長からようやく返信が届きました。
期待して封を開けると、自分たちの手書きのものとは違い、機械で書かれた紙が1枚。
「ボール遊びができる公園は15か所あります」「小学校の校庭を開放していますが、安全のため柔らかいサッカーボールでないと使えません」
残念な気持ちでいっぱいになったようです。
ほかにボールで遊べる場所はないのか。近くの公園を自転車で回ったり、区役所に電話をかけたりして、調べて以下がわかりました。
・広くて芝生のある公園は午後4時半で鍵が閉まるため、放課後だとほとんど遊べない。
・野球グラウンドは団体の予約で90%以上が埋まっている。しかも当日に大人の付き添いが必要。
・廃校になった別の小学校のグラウンドは火曜と木曜は団体が使用。他の日は鍵がかかっていて入れない。
そこでボランティアセンターの大人が協力し、陳情書を出すことになりました。
内容は
1.公園の利用終了時間を午後4時半から5時半までに延長してください
2.野球グラウンドをもっと一般にも開放してほしい
3.廃校になった校庭を利用できるようにしてほしい
板橋区議会に初めて出された小学生からの陳情の審査の結果
1.公園の利用時間は春から秋にかけては夕方5時半までに延長
2.廃校の校庭は水曜日は利用可能に
とルールの変更が認められました。
これらは小学6年生の高学年の子どもたちが、
「自分たちのためではなく後輩のために」と動いた実例です。
"NHK 特集記事 僕らが“ちんじょう”したわけ"より一部引用
台湾では2019年7月にプラスチック製ストローを全面的に禁止しました。この政策のきっかけとなったのは、プラスチック製の皿とストローの段階的な使用禁止を求めた「vTaiwan」への書き込みでした。
この提案に対して、請願に必要な5000名の署名がすぐに集まりました。その結果、企業が紙やサトウキビなどの再生可能な資源からストローを製造することを承諾し、環保署(日本でいえば環境省)が政策として法制化することになったのです。今ではプラスチック製のストローは、紙やサトウキビを使ったストローが使用されるようになりつつあります。
後になって、このハンドルネームの人物が16歳の女子高校生であることが判明し、世間を驚かせました。台湾のタピオカミルクティーは世界的に有名ですが、彼女はそのために大量のプラスチックストローが使われ、環境に悪影響を与えることを憂慮していました。だから、プラットフォームに提案を書き込んだのです。まだ参政権を持っていない16歳の一人の女子高生の提案が、社会を変えたのです。
"ゴールドオンライン 「政治を、経済を、未来を変える」デジタルとAIの未来を語ろう"より引用